自分は依存症?禁煙が続かないのはなぜ?

たばこを吸うとホッとする

たばこは身体に悪いこと、周囲に迷惑がかかる事、お金がかかることというのは、わかっていてもなかなかやめられないものです。 禁煙を何度か試したことがあるけど、すぐに挫折してしまうという方は多いのではないでしょうか。 好きな物というのは、人から言われて良くない事とはわかっていても、そう簡単にはやめられないものです。 皆がすぐに辞められるようであれば、たばこ外来などは存在しないはずです。 特に自分の意志ではなく、家族や周りが辞めたほうが良いというから、仕方なく禁煙するといった考えの方は、自分の本来のたばこを吸いたいという意思とは逆の行動となるので、気持ちはぐらぐらと揺れている状態です。 まずは禁煙というのは、本当に本人がやめようという強い気持ちが無いと出来るものではありません。 さらに困ったことにたばこをやめたい!という強い気持ちがある場合でも、長い間ニコチンを吸い続けていた場合、それがすでに当たり前となっており、身体の中は強い依存性があります。 大丈夫、いざとなればいつでもやめられると思っている人も多いですが、禁煙というのは3日間から1週間続けることは誰でも簡単にできますが、それ以上は本当に難しく、続かない場合が多いのが現状です。 本当にもう吸わない!という完全禁煙はなぜそれほどまでに難しいのか、どうしたら長く禁煙を続けることができ、たばこを完全にやめることが出来るのか、お話ししていきましょう。

たばこはとても依存性の高いもの

たばこは大麻などとは違い、合法的に認められているものであるため、身体に悪いものであっても吸ってはいけないものではありません。 また、たばこを吸ったからと言って幻覚を見て周囲を困らせるというわけではないですし、禁断症状で暴れるという事もありません。 そのため、他の薬物と比較すると依存性も少ないと思っている方は多いですが、実はそれは大きな間違えというのが禁煙をするとわかります。 数日ならやめることが出来ても、いざ完全にやめようと思うと禁煙が続かないというのはニコチンの依存性の高さが最も大きな原因なのです。 その依存性の高さは中毒者が多いコカイン、ヘロイン、アルコールとほぼ同等と言えます。 ニコチンがやめられない最大理由というのがニコチンを摂取したことによる快楽です。 たばこを吸うと、ニコチンはすぐに脳に達して快楽物質であるドーパミンを大量に放出させます。 イライラした時にたばこを吸うと落ち着く、気持ちが楽になる、辛かった気持ちが軽くなるという快楽は一度味わうと忘れられないものとなります。 しかし、ニコチン摂取によって得ることが出来る、快楽の時間というのは、短くわずか30分程度です。 ニコチンが身体から抜けてしまえば、元の状態に戻るというよりも、離脱症状、禁断症状となるため、今度はニコチンそのものが切れたことによるストレス、イライラが起きるようになります。 そのイライラを落ち着かせるため、吸ったことによる快楽を得るために、またたばこを吸ってしまうのです。 自分ではそのつもりが無くても、たばこについつい手が出てしまうのは、ドーパミンの快楽を忘れられない、ニコチンが切れた時の辛さが耐えられないという状態になっているからです。 つまり、たばこがやめられない状態の依存症となっているという事なのです。 さらに困ったことにたばこというのは習慣性の依存も付いてしまいがちです。 これは習慣依存症と言い、朝起きたら歯を磨く、顔を洗うといったのと同じことで、良い習慣なら良い事なのですが、悪い習慣ですととても厄介なものとなります。 朝目を覚ますときに一服、食後に一服、休み時間ごとに一服、ある場所に行ったら必ず一服などと自分で自然と習慣をつけてしまった、毎日のたばこを吸う時間帯や場所というのはなかなかすぐに変えることはできません。 逆にいつもと違うパターンの行動をとると、イライラして落ち着かなくなってしまう場合もあります。 旅行などに行って、禁煙場所ばかりが続いて、いつもの時間帯にたばこが吸えないとなると、調子が狂い、自分がいかにたばこ依存しているか、習慣依存があるのかという事に気づかされ、自分自身に驚く方も多いのです。

自分一人では禁煙できないと自覚したら病院へ

覚せい剤やアルコール中毒で苦しむ方、病院や施設などで治療を受けている方の様子などを、テレビで見たことのある方は多いのではないでしょうか。 覚せい剤中毒やアルコール中毒にかかると、病気であるため、自分一人では治すことはかなり難しいというのは、多くの方が知っておられると思います。 実はたばこも一人でやめるという事は簡単にできることではなく、禁煙が続かないという事はニコチン依存症という病気である可能性は高いです。 病気でることを自覚すれば病院の治療を受けることがベスト。 一人では無理と自覚したら迷わず病院に行きましょう。 現在は禁煙外来のある病院というのは増えており、多くの方が受診しています。 ただし医師の指示に素直に従うことが出来ること、安易な気持ちではなく、本気で禁煙をしたいという意思が無いと、禁煙は成功しません。 興味本位や好奇心程度である場合や、医師の指示に従う自信のない場合成功率は低いです。 禁煙治療は期間が約3ヵ月、その間に診察を5〜6回受ける必要がありますし、薬も処方されます。お金も期間もかかり、自分自身の自覚と努力が必要となります。 途中でやめることなく、最後まで治療を受けることが大切です。

自分自身で禁煙を成功させるためには

病院に行く余裕はない、何とか自分自身で禁煙を成功させたいという場合は、どのような方法があるのでしょうか。 禁煙を続け、成功させるための方法についていくつかご紹介しましょう。

周囲に禁煙を宣言し、協力を求める

人間というのは弱いところを見せたくない、カッコつけたいというところがあるため、禁煙を人に言わずに行いたいという気持ちの人は多いです。 しかし、実際自分一人の禁煙というのは続かないものです。 本気で禁煙をしたいと思うのであれば、周囲に今日からやめる!とはっきり宣言しましょう そして数日後襲い掛かる禁断症状やイライラ感が出た時に助けてもらえるよう、吸いたくなっても止めてもらえるように協力をお願いしておきましょう、 禁煙していると宣言することにより、人の目が気になるようになるので、絶対に吸わないという意思と頑張るぞ!という気持ちが湧きます。 また、禁煙途中でどうしても辛くなった時は自分の為を思って注意をしてくれる人の存在、イライラしていても黙って見守ってくれる人の存在はとても助かり、ありがたいものです。 また、どうしても喫煙が辛い時、話を聞いてくれ、相談出来る人がいれば心強く安心です。

眠くなるので良く寝て趣味を楽しみ、適度な運動をする

禁煙中というのはとにかく眠くなります。 寝ているときはたばこを吸わずに済みますし、たばこのことを考えずに済みます。 身体も様々な変化にびっくりしている時で急激な眠気に襲われる場合があります。 睡眠時間は十分に摂るようにしましょう。 また、適度な運動をすることも大切です。 暇を持て余しすぎてしまうとたばこというのを考えてしまうため、健康にも良い適度な運動を始めると良いでしょう。適度に軽い汗を掛ける有酸素運動がおすすめです。 ウォーキングやサイクリング、縄跳びやヨガ、水泳、エアロビクス、縄跳びなど。また、自分の好きな趣味などに没頭する時間を作るのがおすすめです。

口寂しい時

禁煙中はどうしても口寂しくなります。 シュガーレスガムやするめ、干し昆布、干し梅干、カリカリ小梅、シュガーレスキャンディなどを代用し、吸いたい気持ちを抑えましょう。 頻繁にハミガキは口臭も抑えられおすすめです。


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