食事の時よく噛むことで得られる効果と理想回数

食べ物をよく噛むことで起こるメリット

食べ物はよくかんで食べなさい、これは誰もが小さいころ親や先生などから言われていたことではないでしょうか。 食事の時にはしっかりかんで食べることが大事ですが、それは何故か知らない人もあることでしょう。 噛むこと、咀嚼回数を増やすことには体や脳にとっていろいろとメリットがあるのですが、それはどのようなものでしょうか。 まずよく知られていることでは、咀嚼回数が多い人ほど肥満になりにくいということです。 内臓脂肪が蓄積されにくくなって、スマートな体型を維持しています。 反対に咀嚼回数が少ない人ほど、中性脂肪や内臓脂肪が蓄積されやすくなって、お腹が出てきたり肥満傾向が高くなります。 食べるペースが速くなると、短時間で食事が済んでしまいます。 人の脳は食事を始めてから20分立つと、満腹中枢から「お腹が一杯になった」と指令が出て満足感を得られるようになっています。 ですがいわゆる早食いの人は、満腹中枢が働く以前に食べ終わってしまうので、空腹感が続き結果としてどか食いにつながってしまうのです。 そのため短時間でも量を多く食べてしまうことになります。 食事から得るカロリーが多くなるほど太りやすくなりますね。 どか食いは肥満防止のためにも絶対に避けるべきです。 肥満状態が続いていると高血圧や糖尿病にかかりやすくなり、そこから深刻な疾患に至ることもあります。 健康寿命を延ばすためにも避けるべきですね。 次に、咀嚼回数が増えることで消化酵素が働きやすくなり、栄養の消化吸収効率が高くなります。 それは、食物をかめばかむほど一片の面積が大きくなっていき、胃や腸の中の酵素が張り付きやすくなるからです。 食べたものが消化されやすくなると、体の栄養状態もよくなるので肌質が改善したり髪の毛がつやつやになったりする効果が期待できます。 また酵素がよく働くので、小腸への負担が減って蠕動運動が活発になります。 そのため排便がよくなり、老廃物や毒素の排出が刺激されるのです。 便秘がちで悩んでいる人ほど、噛む回数を増やすのがいいでしょう。 特に、咀嚼回数は朝ご飯のときに増やすといいとも言われています。 それは、顎を動かすという動作が脳に刺激を与えて、「起きろ、朝だ」という指令を出すからです。 それによって朝体がすっきりと目覚め、代謝が上がってくるのでダイエットにもよい面を持っています。 肥満の人が噛む回数を増やすといいのはこうした理由もあるのです。 朝ごはんを食べることは、1日を健康的に過ごすためにも重要ですが、その際よく噛んで食事を取ることでさらによい効果が得られるというわけです。 さらに、噛む回数が多くなるとアンチエイジングにもなります。 それは顎を動かすことで表情筋を動かすことになり、顔のエクササイズをしているような状態になるからです。 すると顔の皮膚を支えている筋肉が強くなるので、たるみやほうれい線の解消や、小じわ対策にうってつけです。 先に挙げた肌質改善やダイエット効果と併せて、年齢を重ねた人ほど噛むことを意識するのが重要なのですね。 咀嚼回数が多いことは、虫歯予防にもつながります。 それは噛む回数が多くなることで、唾液の分泌量も多くなるからです。 唾液には殺菌作用があるので、口腔内の虫歯菌の繁殖を防ぎます。 歯磨きと平行してよく噛んで食べることを実践すれば、歯も健康で居られます。 歯の状態がよいと年をとっても通常食が食べられます。 健康は食べものからと言われるように、いつまでも自分の歯でものを食べることには大きな意味があるのです。 このように、咀嚼回数を増やすということは、健康にも美容にも様々なメリットがあります。 逆に言うと噛む回数が少なく早食いの人は、太りやすく老けやすく健康にも悪いということになります。

1回に噛む回数は30回が目安

では健康的な食生活を送るためには1度の咀嚼回数をどのくらいにすればいいのでしょう。 一般的には、1口に30回噛んで食べるのがいいとされています。 子どものころ、学校の給食の際にそう聞いた人も居るかもしれませんね。 実際に行われた調査でも、1口の咀嚼回数が24以下、31回以上の人は肥満や病気の率が高く25回から30回だった人がもっとも脂肪の蓄積率も低く健康体だったとされています。 このように、1回に噛む回数が30回だと健康によいというのは、根拠のあることのようですね。 食べるスピードが速く食事時間が短い人は、この30という回数を意識してみるといいでしょう。 ですが、1口ごとに回数をカウントしながらものを食べるのはなかなか面倒です。 特に子どものうちは、あまり回数にこだわっていると、食べるのが遅くなってしまって、満腹が早くなり、料理を残してしまうかもしれません。 それを防ぐために、食事には繊維質が豊富で歯ごたえのあるもの、弾力があって噛み応えのあるものを選びましょう。 特に子どもうちに固いものをよく食べておくのは重要です。 たとえばごぼうやこんにゃく、フランスパンやブランパン、野菜スティックなどがいいですね。 硬いものを口にすることで、自然と顎をよく動かすようになり、咀嚼の回数も増えていきます。 子どもに与えるおやつの場合はおせんべいや小魚のおつまみ、グミなどが向いています。 しかし塩分や糖分が多いので食べすぎには注意しましょう。

あまり神経質にならないことも大切

1口30回が咀嚼の目安です。 でも、これはあくまで目安であって絶対ではないと思っていてください。 確かに顎を動かすことで得られるメリットはたくさんあります。 でも柔らかい食べ物を何度も噛んでいるのは、気分が悪いものですよね。 ご飯などはよく噛んで食べると唾液がよく出て、でんぷんがブドウ糖に分解され、体や脳のエネルギーとなるので柔らかくても咀嚼回数を増やすのがおすすめです。 反対にお刺身などを何度も何度も噛んで食べるのは、味覚の面でもあまりよいとは言えません。 食事は美味しく食べるのが理想なのであって、無理をしているとストレスがたまってしまいます。 どんなことでも、あまり自分に厳しくしすぎてしまうことはストレスになります。 高いストレス状態が続くことは健康を害することにもつながり、メリットどころではありません。 噛む回数を多くするには、上のように固いものをよく食べるように意識する程度で大丈夫です。 回数を守ることだけを考えるのではなく、体と心のためにも食事の時間を快適にすることが重要です。

噛むことで得られるメリットまとめ

噛む回数と健康や美容の関係について見てきました。 咀嚼回数が少ないと、顎が動かないので、脳に刺激が届かずぼんやりしたり、顔の筋肉を使わないので、老けた見た目になったりするデメリットがあります。 そうした状態を防ぐためにも、1口に30回という目安を少し意識してみましょう。 あくまで、絶対にしなくては、と頑張るのではなく、意識しておく程度にします。 よく噛んで食べることで、肥満を解消したりお通じを改善する効果を期待できるからです。 アンチエイジングにもつながります。 ですがあまり神経質になりすぎて、ストレスを溜めないことも大切です。 あくまで、意識しておくという程度に留めて、毎日の食生活を楽しく過ごしましょう。


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